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2007年11月21日(水) [ 榎本 正男 ]
エノさんの実戦的競馬講座(09) -見えない敵、道悪(2)-

前回に続いて「道悪」の話。特別なケ-ス、騎手にも巧い・下手がある-と書いた。文字通りの道悪になると先行馬に有利になってくるが、その脚質を生かすも殺すも騎手次第なのは当然のことだ。

親しくしていたある騎手(当時)が、あるとき「○×はすごいよ。(馬場の)一回り、ハミを掛けたまま追ってくる」と感心していたことがある。一流ジョッキーになった同期生についてだったが、そんな乗り方をするには、強靭な体力が必要で、その騎手はすでに「剛腕」と言われていた。一方、故人になられたので名前を出して言うと、“ミスター競馬” 野平祐二さんは、よく「雨はイヤですね」と言っていた。もちろん、「重」でも「不良」でも勝つ時は勝つのだが、ペース配分や相手の動きを見て、きれいなレースで勝つ楽しみが薄れてしまうからだと理解している。
同じく鬼籍に入ってしまった騎手では、親子2代のダービージョッキーになった中島啓之さん、そして蛯沢誠二さんは、道悪でよく馬を勝利に導いた。共通しているのは、ケレン味なく先行することが多かったことである。そして、追える。道悪になると、よく「馬場のいいところを選んで走った」というコメントを聞くが、例に挙げた騎手たちは不思議なことに、大外を回って勝ったという記憶がない。
むしろ、内を回って勝った記憶のほうが強烈に思い出に残っている。「きょうの馬場じゃあ、外も内も同じ」というのを何度も聞いた。逆に、蛯沢騎手などは内ラチ(柵)ぴったり回って重賞レースを勝って、「馬1頭分、それほど悪くなっていないところがあるからね」と、してやったりの笑顔を見せたこともある。これでは、ほかの馬はたまったものではない。単純に考えて、馬場の一回り、5メートル外を回るとゴールでは15メートルの差がつく。5メートルなんて馬3、4頭分で、普通はその倍以上外を回るケースも多いから、このような一発勝負をかけられたら、追いつくわけがない。

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