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2007年10月01日(月) [ 榎本 正男 ]
スプリンターズS、回顧と検証

アストンマーチャンが一気の逃げで戴冠した。出走16頭。そのうち牝馬が5頭挑戦していたが、3歳牝馬のアストンマーチャンが機先を制して先頭に立つと、そのまま先輩スプリンターたちを抑え込んでゴールイン。

勝ちタイム1分9秒4(不良馬場)。3/4馬身差2着に一番人気のサンアディユ、さらにクビ差でアイルラヴァゲインが3着。高松宮記念優勝の春のスプリント王、スズカフェニックスは9着に終わった。
胸のすく逃げっぷりだった。何の小細工もなく、好スタートを切ったアストンマーチャンが飛ばす。後続馬は、その勢いに飲まれたように追走するだけだった。鞍上の中舘騎手はスピードを緩めることなく直線に向くと、坂を上ったゴール前、左ステッキを入れ続けた。“もう少しだ、頑張れ! 頑張れ!”と。 好位追走グループの中からインを通ったアイルラヴァゲイン、中からサンアディユ、外からキングストレイルが脚を伸ばして来たが、時すでに遅し。ゴールインと同時に、中舘は力のこもったガッツポーズを見せた。
前走比プラス10キロ。デビュー以来最高馬体重の486キロでの出走だった。レース前のパドックに、心配された焦れ込みもなく、一回り成長した姿を現した。跨ったとき(あるいはそれ以前から)中舘騎手の作戦に迷いは無かったのだろう。千二で失速することはない、行けたら行くだけだ。そんな気迫のこもった騎乗に応え、このレースにもっともふさわしい勝ち方で戴冠したアストンマーチャン。今度は良馬場でそのスピードをファンに見せ付けてほしい。

サンアディユの充実ぶりはフロックではなかった。トモの張りが素晴らしく、直線坂下でいっぱいになるかと思われたが、そこからまた脚を伸ばして2着を確保した。芝路線への切り替えは大成功、今のデキなら中央場所でもチャンスは十分あるだろう。
アイルラヴァゲインは伸びかかって最後まで伸びきれないようなレースが多いが、この距離・コースが向いているのだろう。1番枠で道中、内々を回るレースだったのが有利だったか、かなり雨が降っただけにこれは分からない。
スズカフェニックスは休み明けでマイナス8キロでの出走。中山コース向きの脚質ではないので、このレースでの結果は抜きにして、立て直すのに時間がかかる恐れが出てきた。次走は、それまでの中間の動きにとくに注目したい。


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